2016年12月17日土曜日

長屋


ご相談があり長屋の下見へ。程度のいい小さな長屋。













2016年12月14日水曜日

キハダ

キハダという木があります。内皮が黄色いからキハダ(黄肌?)。黄色くて栗のような樹。前の職場で大黒柱としてよく使っていました。



そうしたら、先日こんなものを発見。



キハダの蜜を集めたハチミツ。
あっさりと癖のない味わい。キハダはミカンの仲間らしいのでそれでかな。

樹は色々な恵みをもたらしてくれます。








2016年12月2日金曜日

【みかん越しのいえ】-大阪府八尾市


【みかん越しのいえ】

南面道路、東は田んぼに隣接した敷地環境

白い外壁、青い空、お隣のみかんの木が緑とオレンジを差してくれる

若い家族のための住まいです。

***

所在地:大阪府八尾市

延床面積:92.61㎡

***

施工:株式会社 藏家

構造設計:伊藤吉朗(一級建築士事務所 ビオス)

植栽工事:株式会社 グリーンスペース

写真撮影:今西浩文
(ATELIER ONE Graphic Design & Archi-Photographic Studio)






【東側外観 夏、稲穂の時季も美しい】








【白い外壁はガルバリウム鋼板小波板(横張り)】








【門扉・板塀の先はプライベートな庭と玄関】 








【玄関を開けると長い土間、右手サッシの向こうは物干し】








【畳リビング 壁は珪藻土 天井はJパネル(杉) コーナーウィンドーの先には信貴山】








【リビングからDKを望む 吹抜けに面する障子の向こうは子ども部屋】








【天井高4.3mと2m 高さのメリハリ】








【視線がずーーっと伸びる気持ちよさ!】








【造作のキッチン】








【階段 右手奥はバックヤード、キッチンへ繋がる裏動線】








【リネンも着替えもなんでも仕舞って】








【2階 フリースペースから ロフトの下はトイレ】








【子ども室 4畳】








【家の中、いたるところに大工さんの手わざ】








【ダイニングの窓から アプローチでもある庭】











2016年11月29日火曜日

写真撮影


みかん越しのいえ、竣工写真の撮影を行いました。

お天気が良かったので午前中は外観撮影。白い外壁が青空によく映えます。

午後は少し曇ってきましたが、室内の撮影にはちょうど良いお天気。

お天気が良すぎると光のコントラストが強すぎるそう。




特に木の家は光がおだやかな方が優しい雰囲気の写真に仕上がります。


窓を開けたり閉めたり、家具を少し動かしたり戻したり、撮影はなかなか時間がかかります。

10時半からスタートして終了は15時。
今から仕上がりが楽しみです。

2016年11月28日月曜日

見学会-みかん越しのいえ(八尾M様邸)


11月26日(土)27日(日)と八尾のM邸では見学会を行いました。

2日間で53組、100名を超す方がいらしてくださいました。

ありがたい!







今回も設計の思いをつづった小冊子を用意しました。




手づくり感満載の紙きれですが

皆さんに手に取って頂き嬉しかったです。



全員の方とお話できる訳ではないので

この紙を通して設計の思いをお伝えできれば。



そして、八尾のM邸は

「みかん越しのいえ」

というお名前がつきました。


見学会前夜に慌ててつけたわりには

結構好評をいただきまして・・・恐縮です(汗)






見学会初日。

お隣のみかんの木がたわわに実っていました。



たくさんの人の目にさらされる見学会。

設計者としては緊張の時間なのですが、

同時にとても勉強になる時間。


このような機会を与えてくださった

住まい手Mさんにも感謝です。




見学会ではたくさんの方に差し入れもいただき、

ありがとうございました。




噂に聞いていた「柿の葉寿司・紅葉バージョン」も!

きれい!






2016年11月23日水曜日

見た目も大事



この夏パッケージに惹かれてお友達にプレゼントしたお菓子に再会した。


同じ職場のGAGAちゃんからお裾分け。


彼女は自分が貰ったものをいつも人に「お裾分け」する。


「独り占め」という言葉を知らないとてもいい子。



で、いつも思うのですが

お菓子のパッケージというのはとても重要。


包みを開けるときのワクワク感を

ぐぐっと盛り上げてくれます。


きれいな模様の包装紙や


縦横のバランスが絶妙な箱


こういうものを見るとついつい取っておきたくなる。






このお菓子(横濱フランセのレモンミルフィーユ)の箱も


鮮やかな黄色とかわいいイラストでかなりの優等生





パッケージデザインというお仕事。


実は昔一度やったことがあるのですが

とても楽しかった。


またやってみたいなぁ・・・

なんて刺激を受けたのでした。



レモンミルフィーユ、見た目だけでなく

お味も爽やかで美味しかったですよ。





2016年11月4日金曜日

庭づくり

今日は八尾の家の外構打ち合わせ。植栽をお願いするグリーンスペースさんもいらして庭の打ち合わせもしました。






高木もさることながら、低木、下草に興味が湧きます。コケやハーブなど和洋問わず織り交ぜて作庭頂くようです。




仕上がりが楽しみです。


2016年11月1日火曜日

八尾の家あと一歩



八尾の家、建物はほぼ完成。

外壁は白い板金(小波板横張り)です

青空に映えるさわやかな外観になりました。



当初の予定では黒(orこげ茶)の外壁だったのですが、

現場がはじまって一転、白に変わったのです。

印象は全く違いますがどちらも正解。


白いシャツを着るか

黒いシャツを着るか

それくらいの違い。

大事なのはコーディネート。


白にすると少し可愛らしくなるので

Mさんのイメージに合うよう、甘さをなるべく抑えた

色使い、納まりを考えます。








室内はこんな感じ。


*****

今回、住まい手さんのご厚意により完成見学会を開催します。

11月26日(土)、27日(日)

10:00~17:00

ご興味ある方はご連絡ください。

詳細をお送りします。







2016年10月3日月曜日

この秋はいろいろアウトドアを実行したい



日曜日はお友達ファミリーに誘ってもらい

西宮神社で開催されていた日本酒祭りに出かけました。





屋台がたくさんの中

青空の下、灘のお酒をいただきます~!






きゅうりと






お猪口を持参して、準備万端!



小田原で買った寄木細工のお猪口、

軽くて割れないのでアウトドアにぴったりです。







2016年10月1日土曜日

【ひとつ屋根の家】完成②


子世帯の住まいです。






【裏動線】

玄関収納から台所へつながる裏動線







【リビング】

2m~3mとのぼっていく勾配天井

壁、天井とも珪藻土塗り





【キッチン】

一から図面を書いて製作したこだわりのキッチン

ステンレスはバイブレーション仕上げ。

艶を抑えたマットな仕上げがきれいです。

吊戸棚も製作の物。

9mm角の鉄のフレームに節有りのナラの板を合わせました。


このナラの板、

随分前に個人的に購入したもの(詳しくはこちら)で

少しラフな仕上げのこの家のキッチンにぴったり!

大阪からお嫁入りしたのです。

大事に使ってもらえると嬉しいな。







【鉄骨階段】

軽やかに、リズミカルに見えるよう考えた階段

キッチンに立った時常に目に映ります。







【洗面所】
タモのカウンターに大きなシンク
壁は薄いグレーのタイルに白目地を合わせました。
ナチュラルで清潔感のあるインテリアに。





【外観】

北側から見るととても小さな家ですね。

でも延べ床面積60坪を超える大きな家なのです。


道路からどのように見えるか、

いつも気にかけていること。


建物は風景をつくり、

言わば地域の共有物だと思うので。














2016年9月30日金曜日

【ひとつ屋根の家】完成①


先日、浜松「ひとつ屋根の家」のお引き渡しが終わり、

ひとまず息子さん家族のお引越しが完了しました。


お引越しの晩、新居にお招きいただき

楽しいひと時を過ごしました。

Aさんありがとうございます!



その「ひとつ屋根の家」、
2回に分けて完成の様子をアップしたいと思います。







【親世帯・土間リビング】

土間リビングと名付けたスペース

玄関から続きの間であるこのスペースは

大きな玄関のように見え、

時に応接室になったり

普段はお父さんの読書スペースになります。


力強い太鼓梁と漆をかけたパネルの朱い壁が

❝いらっしゃいませ❞の顔をつくります。








【漆パネル】

今回一番チャレンジングだった仕上げ。

和紙張りのシナベニヤに漆をかけています。

小松の漆作家、沢田欣也さんにお願いしました。



以前、欣也さんに小さなサンプルを見せていただき

それがとても美しかったので

是非建築でも使ってみたいとお願いしたのです。



ただ、実際やってみると環境によって見せる表情がまったく異なり

なかなか苦労しました・・・(^^;


印象的でありながら上品な仕上げ、

ハレの場に相応しい仕上げになったと思います。









【親世帯・茶の間】

ご両親のくつろぎの場は8畳のダイニング。

コンパクトですが南東の角、

一番居心地のいい場所に確保しました。

大工さんが丁寧に貼ってくださった

杉板の天井が美しいです。










【和室】

唯一の共有スペース。

天井には柿渋和紙を貼っています。











【外観】

親世帯の玄関アプローチ

既存の御影延石と鉄平石を組み合わせて階段をつくっています。





(②へ続く)






2016年9月22日木曜日

暮らしを快適にするもの


【小さなデッキをつくる工事】




2年前マンションリフォームの設計をさせていただいたNさん。

庭に出る段差(30cm)がいよいよしんどくなってきた

とご相談いただきました。






耐久性の高いセランカンバツという南洋材でデッキをつくりました。






お庭への段差にはスチール製のオリジナル手摺をつけて。

ひと筆書きしたような曲線が

なかないい仕上がりです。

焼付塗装した緑色も庭木と馴染んでいます。



施工は2年前も工事をお願いした藏家さん。

大工さんも当時と同じSさんにお願いしました。

手摺の設置もSさんがして頂き感謝です。


些細な工事ですが、

奥様の「本当に楽になったのよ!」のお言葉で

小さな仕組みが暮らしを大きく快適にするのだな~

と感じました。







2016年9月21日水曜日

ひとつ屋根の家 見学会


日曜日はひとつ屋根の家(浜松A邸)見学会でした。

雨の中、たくさんの方にお越しいただきありがとうございました。







来場された皆さん全てとはお話できませんでしたが

ゆっくり滞在されている様子を嬉しく眺めていました。













今回は設計の意図を小さなチラシにまとめてお配りしました。

おうちに帰って目を通していただければ、と思って。







ほとんどが、地元のお客さんの中、

奈良からビオスの伊藤さんがご夫妻で来てくださりました。

ひとつ屋根の家の構造計算をお願いした構造設計者さんです。






(左から)伊藤夫人、しましま、石牧さん、伊藤さん


住まい手さんに構造設計者の方をご紹介できてとてもうれしかったです。


家づくりに関わっている人はたくさんいるのですが

住まい手さんがお会いする機会はなかなか無いので。