2018年1月25日木曜日

テーブル


無垢の木のどっしりとしたテーブル。

新アトリエに長年の憧れがやってきました。



ちょっと変わったかたちのテーブル。

2枚の板を「人」の字のように重ねています。




左が桜(チェリー)、右が楢(オーク)

テーブルが斜めになっていると、

対面する人との角度がずれて

とても心地よい距離感が生まれます。

これは狙っていたところでしたが、とてもいいです。



形もできるだけ自然の形を活かしたデザインとし、

製作はお仕事仲間である大工の石牧さんにおねがいしました。

材もストックの中から分けて頂いたもの。






割れどめのチギリもアクセントになって愛嬌がありますね。

なんと西久保の「N」なんだとか!


さぁ、これからたくさん使っていい味わいがでるようにしなくては(^^










2018年1月24日水曜日

2018年



ぼんやりとしていたらもう年が明けていました。
ブログをだいぶさぼっていたなぁと振り返ればもう3ヶ月も経っていた!
恐い恐い・・・

そんなこんなですが、相変わらず元気に過ごしております。
今年はお仕事において環境を変えてあらたなチャレンジをするため少しバタバタしているのですが、
このお話はまた改めて。

先日、zooの 永田さんの展示会へ行ってきました。
Ms建築設計事務所でお付き合いのあった木工家の永田さん。
あたたかみのある、シンプルな家具や雑貨を作られます。

会場は神戸市東灘区にある今は家主のいなくなった永田さんのご実家。
阪神淡路大震災の復興住宅としてMs建築設計事務所が設計した家で、住居部分を三澤文子さんが、ギャラリー部分(元は震災復興で神戸入りした大工さんの宿泊小屋)を三澤康彦さんが設計しています。
 





当時の写真を見せて頂き、ゆっくりと師匠の設計を体感。震災直後から持ち前の行動力で復興に取り組んだであろうパワーを感じ、久々に康彦さんに会ったような気分でした。


地震を経験した私にはついこの間の事と思ってしまうあの日も、色あせた写真を通すと遠い昔のことみたい。

そりゃそうだ、もう23年も経つ。

あの頃はスマホも無かったもの。


アルバムの中に若かりし師匠。
逆算すると今の私と同い年……嫌でも比べて焦ってしまう。

居心地の良い空間を味わいながら、今は次の災害に目を向け備えなさいと背中を叩かれたようでした。



(おまけ)



展示会での戦利品。念願のおにぎりチェア!

実は終盤でほとんどが売約済みだったところ、 残念がっていたら永田さんがご自身のストックからひとつ譲ってくださいました。

きっとひどく恨めしそうな顔をしていたのかもしれませんね・・・(笑)

永田さんありがとうございました。